2泊3日で
地域農業を丸かじり
農業インターンとは? INTERNSHIP
農業に興味はあるが未経験で不安・・・
初めての土地や人で勝手がわからず誰かに相談したい
などの新規就農を考える方が抱える不安に対し、
本インターンシップでは「地域受入コース」「農業法人コース」の2つのコースを用意しました。
2泊3日と短期間ですが、より地域と人を知ってもらい、
働くイメージが湧く内容となっています。
地域受入コース
行政やJAが一丸となり、独立就農に向けたさまざまなサポートを行う「研修制度」の活用に向けたインターンシップです。
研修制度
新たに農家になりたい方などをJA子会社等が研修生として農業研修を実施する制度です。
農家として自立するために必要な実践的栽培・経営技術の習得支援とともに、農地や住宅の確保支援、様々な相談を行っています。
地域受入コースでは、学生を対象に、「ガチ」な農家を志す農業者の卵(研修生や研修卒業生)と一緒に、農作業に従事してもらうとともに、研修生や地域関係者、インターン生同士の対話を行う内容を組み入れています。
農業法人コース
県内で積極的に農業生産・規模拡大を行う個別の農業法人への雇用就農に向けたインターンシップです。今回は、オリジナルブランド「信州太郎ぽーく」を立ち上げ、上田地域で養豚を営む」「タローファーム株式会社」で実施します。
インターンの比較 DIFFERENCE
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将来の就農タイプ
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- 地域受入コース
- 独立就農
- 農業法人コース
- 雇用就農
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学べること
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- 地域受入コース
-
・農作業の知識やスキル
・地域(JA・行政)の支援体制や移住イメージ
- 農業法人コース
-
・農作業の知識やスキル
・法人のビジョンや経営理念
-
支援してくれる人
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- 地域受入コース
-
・農業を志す研修生
・独立就農した農家
・行政、JAなど関係者
- 農業法人コース
- 法人の役員、従業員、関係者など
地域受入コース | 農業法人コース | |
---|---|---|
将来の就農タイプ |
独立就農 | 雇用就農 |
学べること |
・農作業の知識やスキル ・地域(JA・行政)の支援体制や移住イメージ |
・農作業の知識やスキル ・法人のビジョンや経営理念 |
支援してくれる人 |
・農業を志す研修生 ・独立就農した農家 ・行政、JAなど関係者 |
法人の役員、従業員、関係者など |
日程 SCHEDULE
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1日目
- 午前
- 集合・オリエンテーション
- 午後
- 農作業体験
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2日目
- 早朝
- 6時~ 朝飯前仕事体験※朝飯前仕事体験は、コース・地域によってはありません
- 午前
- 農作業体験
- 午後
- 農作業体験
- 夜
- 地域農業者・関係者との懇談会
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3日目
- 早朝
- 6時~ 朝飯前仕事体験
- 午前
- ディスカッション→解散
実施地域 AREA

JAみなみ信州
インターン実施時期
2023年8月29日(水)
〜
2023年8月31日(金)
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地域農業の特色
長野県の最南端に位置し、雪が少なく温暖な地域です。豊かな山々に囲まれ、天竜川を中心とした河岸段丘の地形は伊那谷と呼ばれています。地形がもたらす寒暖差は果実・野菜のおいしさを作り出します。
中山間地で農地面積も小さく小規模家族経営ですが、多品目の果実・野菜の栽培が可能です。弱みを強みにした「旬の隙間産地」で地域特性を生かした栽培・販売を行っています。
地理的表示(GI)保護制度の市田柿を中心に、農家ごとさまざまな品目をコーディネートして農業に取り組んでいます。 -
作業内容
①きゅうりの収穫・葉かき作業
②柿の摘果作業 等 -
今回インターン受け入れをしようと思った理由・背景
いま大切な時間を過ごしている学生の皆さんと、みなみ信州の地域・農業を通し価値ある時間を創りだせたらと思い取り組んでいます。今後の学生が過ごしていく人生の中でのなにかきっかけとなる繋がり・出会いが生まれたら嬉しいです。
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インターン・農作業体験を通して得られるもの
農家(研修卒業生):矢野さん親子
埼玉県の高校を卒業後、研修生としてみなみ信州に移住。2年間の研修の後、独立就農し、現在4年目。母とともにきゅうり・市田柿を栽培
農家(研修卒業生):板敷さん夫婦
神奈川県の企業に就職後、「地方で独立した暮らしがしたい」と思い、2020年に妻とともにみなみ信州に移住。2年間の研修の後、独立就農し、現在2年目。収益性を意識した経営に取組んでいる。
農家(研修卒業生):矢野さん
農業の楽しさ、自然の奥深さを感じてください!また、地域の皆さんや関係者の皆さんのサポート体制が充実していることも感じられると思います。
農家(研修卒業生):板敷さん
机の上ではわからないきゅうり1本を収穫することの大変さ、その1本で生活をしていくリアルさを体験してください。就農前の経験を踏まえて、農業の「経営者」としての目線をお伝えします。
営農部担い手支援室:矢澤
ひとことで「農業」「農家」とは括れない、農家のみなさんそれぞれの「生き方」を感じられる研修です。2泊3日という期間の中でさまざまな方向からの農業の見つめ方を知ってもらえると思います。
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こんな人に来てほしい
農家(研修卒業生):矢野さん
「農業に興味がある!おもしろい!」という意欲的な気持ちを学生と共有したいです。
地域の人のあたたかさや、囲まれている自然をたくさん感じて、作る喜びとおいしい!と食べてもらえる喜びを一緒に感じましょう!農家(研修卒業生):板敷さん
この地域だからこその興味、目的があると嬉しいです。質問大歓迎!なんでも答えます。
農業は人との関りが必須なので、コミュニケーションスキルは大切です。営農部担い手支援室:矢澤
農業で生きていくってどんなだろう?と興味がある方、リニアが開通し都心に近くなるこの地域の可能性を、農業を通し見つけたい方、農業を盛り上げ農業のおもしろさを生み出したい方などなど…さまざまな角度で農業を考えてみましょう!
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学生に伝えたい農業、みなみ信州の魅力
農家(研修卒業生):矢野さん
自分が作ったものが実り、収穫をする。それを食べておいしいと言ってもらえる喜びが農業にはあります。自然豊かな場所でおいしいものがたくさんあるのが地域の魅力。季節の移り変わりを見て食べて楽しんでいます。地域のつながりもあたたかく人が優しいです。
農家(研修卒業生):板敷さん
農業の魅力はすべて自分次第というところです。ライバルがいて競争するのではなく自分のやり方・方法ですべてが決まります。地域の魅力はやっぱり、市田柿です!元々まったく知りませんでしたが、美味しさに驚きました。
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矢野さん笑顔で作業中
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板敷さん作業中
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板敷さん作業中
JA信州うえだ
インターン実施時期
2023年9月13日(水)
〜
2023年9月15日(金)
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地域農業の特色
上田地域は豊かな自然に囲まれており、晴天率が高い地域です。首都圏から近く、真田幸村で有名な上田城など古くから文化・芸術が栄えた歴史ある街であり、多くの観光客が訪れています。
豊かで恵まれた自然環境の下、米・野菜・果樹・畜産など多様な農畜産物を栽培されています。特に新規就農者にはぶどうを中心とした果樹栽培が人気です。 -
作業内容
①巨峰の収穫・荷造り(出荷準備)
②きゅうりやミニトマトの収穫 -
今回インターン受け入れをしようと思った理由
若い学生にとって、農業が、もうかる・かっこいいといったステータスになってほしいです。本気で農業に取組もうとしている研修生と一緒に、地域農業を盛り上げてくれる人材を増やしたいと思ったからです。
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インターン・農作業体験を通して得られるもの
農業研修生:中村さん
大阪府出身。身体作りをする中で特によく食べていた「りんご」を自分で作ってみたいと思い、高校卒業後、長野県農業大学校へ入学。卒業後、地域でのサポート体制に魅力を監事、2023年4月より、地域おこし協力隊として信州うえだファームの指導の下、うえだ地域で農業に従事。りんごを中心とした農家として独立を目指している。
研修生:中村さん
まずは、楽しいと感じてもらいたいです!今回は、収穫という栽培の最後の過程を体験してもらいますが、野菜と果樹では生育サイクルや栽培方法も異なります。深く知ることにより自分に合うサイクルややってみたい品目が見つかるはず。体験をきっかけに、収穫の前段階の様々な作業についても知ってもい、興味を深めてもらえればいいなと思います。
研修生2年生:田代さん・大澤さん
忙しいときもありますが、日々成長を実感できとにかく楽しいです。農業の楽しさと、地域の皆さんの人の温かさと支援体制を感じていただくことができると思います。
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こんな人に来てほしい
(有)信州うえだファーム社員:藤崎さん
元気いっぱい(あいさつは重要!)で少しでも農業に興味のある学生の方、お待ちしております!
研修生:中村さん
少し違う視点からになりますが、「食生活が乱れている方・見直したい方」に来てほしいです!自分自身、学生の時はあまり食生活のことを考えませんでしたが、農業をやり始めて日々の食生活の重要性を感じています。しっかり体に良いものを食べないと農業では体力が持ちません。逆に言えば、農業をやれば、良い食生活と生活リズムを得ることができます。
研修2年生:田代さん・大澤さん
農業は地域の方々やJA・行政の方々と協力をしながら行っていくことが大事だと思います。また、作物の生育を注意深く見守ることも大切です。人と関わることが好きな方、観察力のある方に来てほしいです。
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リンゴ作業の様子(中村さん)
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中村さん、藤崎さん
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中村さん
タローファーム株式会社
インターン実施時期
2023年8月25日(金)
〜
2023年8月27日(日)
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タローファームについて
当社では「おいしい豚肉で地域を元気にする養豚場」を事業方針として、長野県上田市で養豚経営を行っています。繁殖から出荷までをトータルで行う中で、生産性の改善と徹底した衛生管理・環境対策を行い、美味しさの追求だけでなく、豚にも、人にも、地域にもやさしい経営を行っています。
当社のオリジナルブランド「信州太郎ぽーく」は、第14回全国銘柄ポーク好感度コンテストや日本養豚協会会長賞を受賞した他、昨年は生産性向上と経営改善の取り組みを評価いただき、農林水産大臣賞を受賞しました。
長野県の養豚をけん引し、地域の畜産業を元気にすることが目標です!タローファーム株式会社
代表取締役 小川哲生 さん -
人材採用・育成について
当社でいま働いている社員は、全員未経験からのスタートでした。また、平均年齢も20代と若いスタッフが多く、皆、明るく、元気に、自由な発想を出し合いながら働いています。また、技術面だけでなく、人間として成長していけるようにサポートや人事評価、社内制度の充実を推進しています。
「豚を育てて、人が育つ」そんなチームの一員になってみませんか?
みなさんのインターンへの参加を楽しみにお待ちしています! -
インターンの具体的な内容
①豚への餌やり
②豚の健康観察
③今後の事業展望、新事業について -
学生へのメッセージ
養豚は日々やりがいを感じられる魅力的な仕事です。
気軽に参加をしてみてください!
農業には珍しく農繁期や農閑期はありません。毎日安定した仕事です。
勤務時間8:00~17:00、年間休日105~110日程度+有給休暇。
作業着・長靴等は会社支給です。
インターンや実際の勤務にもご準備頂くものはありません。
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信州太郎ぽーく
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双子の兄弟で営んでいます。
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生まれたての子豚達
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若手の社員
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若手の社員
上伊那
インターン実施時期
2023年9月4日(月)
〜
2023年9月6日(水)
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地域農業の特色
長野県の南部に位置する上伊那(かみいな)は、中央アルプスと南アルプスの2つのアルプスに囲まれ、南北に沿って天竜川が流れる「伊那谷」と呼ばれる地域です。豊かな自然の中で、主力の米を中心に、野菜、きのこ、果実、花、畜産など多岐にわたる品目を生産しています。
また、昔から上伊那地域は人と人との結びつきや横のつながりが強く、みんなでまとまって地域の農業を支えていく意識が高いことが特徴です。 -
作業内容
①ネギ・アスパラガスの収穫作業
②りんごの管理作業(誘引・ホルモン散布など) -
今回インターン受け入れをしようと思った理由・背景
かねてより、県内外含め積極的に新規就農者の受入を行ってきましたが、全体として地域では人口減少、担い手の減少が進んでいます。こうした中で、より地域の魅力を発信し、新しい発想を持つ若い皆さんに農業に関わってもらいたいと思ったからです。
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インターン・農作業体験を通して得られるもの
短期間ではありますが、まずは農業の「楽しさ」を感じてもらいたいなと思います。自然相手なのでもちろん大変な面もありますが、自分で責任をもってやれば、やっただけ色々なものが返ってきます。農業を通じた人とのつながりや奥深さも感じてほしいですし、普段何気なく買っている農畜産物がどう作られているかを考えるきっかけにしてほしいなと思います。
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こんな人に来てほしい
株式会社JA菜園 取締役農場長:堀内さん
積極的に自分から声をかけられる学生さんに来てほしいです!最初は分からないことが多いのは当然なので、どんどん質問をしてもらえればと思います。
農家(JA菜園 取締役生産部長):伊藤さん
農業に興味があり、元気いっぱいの学生さんをお待ちしています。
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ネギ畑にて(伊藤さん・堀内さん)
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アスパラ畑にて(伊藤さん・堀内さん)
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生育中のネギの様子
体験者インタビュー INTERVIEW
- どの作業についても分かりやすく教えてもらい、楽しく行うことができました。また、地域性についても話したりしながら行えたため、一部ですが農家さんの生活をイメージできました。
- 作業ができたことはもちろんだが、意見交換をする時間が多く、体験だけでなく考えを深めることができました。農家や研修生の取組む姿勢や熱意、サポートをするJAの皆さんがどんな意識で働いているかを感じることができました。
- 長すぎず参加しやすかった。2日目に1日かけて作業を行うことができ充実した3日間でした。
- JA・行政の研修制度を知ることができ、農業への知識や経験が無くてもサポート・指導をしてもらえることが良いと思いました。しっかり基礎を教えていただけることで、実際に就農する道筋が見えることが魅力に感じます。
- 就農や農業を支援するなど農業でも関わり方は一つではないと知れて、農業に関わる仕事へつきたい思いが一層強くなりました。
去年の様子 GALLERY
みなみ信州
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きゅうり収穫 -
きゅうり収穫 -
市田柿摘果 -
受入農家(矢野さん)
信州うえだ
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トマト収穫 -
ブドウ収穫 -
ブドウ収穫 -
ブドウ選別・荷造り
インターンの詳細 DETAILS
参加対象者
大学2年生
大学3年生
※上記以外の学生の方でもご希望があればお申し込みください
参加の流れ
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STEP1
下記フォームより
事前説明会(WEB開催)
に申し込み -
STEP2
事前説明会にて
インターンの詳細を
ご説明※詳細な行程・作業内容・
宿泊場所・参加費用・持ち物等を
説明いたします。 -
STEP3
説明会後に
再度希望者を募集し
参加者を決定※希望者多数の場合は
抽選とさせていただきます
事前説明会日時
第1回説明会 2023年7月29日(土)
- JA信州うえだ
- 10:00~11:00
- JA上伊那
- 11:30~12:30
- JAみなみ信州
- 14:00~15:00
- タローファーム
- 15:30~16:30
第2回説明会 2023年7月30日(日)
- JA信州うえだ
- 10:00~11:00
- JA上伊那
- 11:30~12:30
- JAみなみ信州
- 14:00~15:00
- タローファーム
- 15:30~16:30
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ZoomによるWeb開催といたします。
お申込み後、個別にメールにてご連絡させていただきます。 - 申込〆切:2023年7月23日(日)